クラシック音楽について書くブログ

ヴィヴァルディ、芸術家としての熱意

投稿日時:2014-04-08 12:31:23

17世紀後半生まれの作曲家といえば、バッハがあまりに有名です。この頃の作曲家は後期バロック音楽家と呼ばれ、モーツァルトやベートーベンなど、後の名作曲家たちに大きな影響を与えました。そして、バッハと同時期に活躍していたバロック音楽家にヴィヴァルディがいます。

ヴィヴァルディは、バッハと比べると少し有名度が下がりますが、実は500以上の曲を作曲したことで知られています。ヴァイオリンを使った協奏曲の数々は、彼の代名詞となっています。

私はその中でも、ヴァイオリン協奏曲『四季』の「冬」が好きです。冬の重厚なイメージが根底にありながらもどこか軽快な曲調で、聴き終わったあとには心地の良い余韻が残ります。最近ではある企業のCMにも採用されたので、一般的にも有名になりました。ヴィヴァルディもまた、現代まで語り継がれる名作曲家なのは間違いありません。

しかし、私がヴィヴァルディを尊敬している点は別にあります。それは彼が生涯をとして、芸術に向かい続けたことです。ヴィヴァルディは音楽教師時代から晩年に至るまで、協奏曲の作曲や演奏、それにオペラやオラトリオなども手がけていました。

私も芸術を嗜むものとして、ヴィヴァルディのように、あくなき熱意を持って音楽に望みたいと思います。