クラシック音楽について書くブログ

ブラームス!計算しつくされた和音とその意味

投稿日時:2014-03-17 16:05

ブラームスはフルネームをヨハネス・ブラームスといい、19世紀のドイツの作曲家(ピアニスト&指揮者)です。芸術家としては保守的とも思われていたようです。ベートーベンを崇拝していたましたが、古典派のモーツァルトとハイドンをも敬愛しており、三重奏曲・四重奏曲など和音に非常に重きをおいた音楽を生み出しています。交響曲と協奏曲では古典的な形式を採用し、ソナタ形式にこだわりました。彼のピアノ曲の多くは、力強い音を生み出すために重低音とペダルを使用しています。

彼が計算された和音を使いこなせた、または故意に使ったのは、ジプシー音楽との出会いが大きく影響したものと推測します。バッハにも心酔していた彼の芸術性は、完全な正統派と言われるものであり、ジプシーたちの芸術と交わることで新しい正統派としての音楽のあり方を見つけたゆえに、彼をなおの事、和音というものの仕組みとあり様に固執させたのではないかと思うのです。

彼が計算しつくされた和音を美しく奏でるごとに、彼の自由な民族たちへの思いを考えさせられるのです。